社会のニーズに応えられるように仕事を選びたいと考える看護師は多いようですが、社会貢献度の大きさを単純に評価するのは難しいということは理解しておきましょう。看護師の担う典型的な仕事として、業界で分ければ医療や介護、福祉や保育などの様々なものがあります。このような分野という大枠で考えたときにでさえ、社会のニーズという観点から優劣をつけられるのかをよく考えてみると良いでしょう。それぞれの現場で看護師が担う役割には違いがありますが、実はどれも中心に立つということはないのです。病院では医師、介護施設ではヘルパー、保育園では保育士などが中心となっており、そのサポートをしつつも看護のプロにしか成し得ない役割を担うのが看護師の主な仕事となるのです。
とはいえ、どの現場でも看護師がいなかったら成り立たない状況があり、医療や介護など、どの分野についても社会にとって欠かせないものです。そう考えると、簡単に仕事として優劣をつけることはできませんし、もし差をつけられるとすれば充足率の違いでしょう。現場に十分な数の看護師がいるかどうかという観点で比較すると、現場によってかなりの差があります。どの分野でも看護師の不足が嘆かれている状況があるのは確かで、特に話題に上っているのは医療と介護です。実際には障害者福祉などの現場でも看護師が求められているのでよく調査してみた方が良いかもしれません。社会的貢献度の高さという観点では特に不足が顕著な現場で働くのが良い方法なので、自分自身の興味も考慮しつつ人材不足の仕事を選ぶようにましょう。この「看護の力で社会貢献!」というサイトを読めば、看護師として貢献度の高い仕事を見つけることができるかもしれません。